公開日:2025.11.19
更新日:2025.11.19
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2025年10月の燃料費(等)調整単価についてのレポートです。
なお、本レポートでは価格傾向を把握いただくことを目的とし、以下のようなグラフとしております。
→前年同月比で高いか安いか、ここ1年でどう推移してきたかを可視化
・全体として価格は横ばい~減少傾向。沖縄の下落が目立つ。関西-規制燃調は上限に張り付いているため値動きに乏しい。
・先月同様、上限に張り付いていた九州-規制燃調は、下落傾向が続いている。


・全エリアで特に大きな変化は見られません。
・構造的な傾向として、以下のような特徴が挙げられる:
東京・関西・九州はボラティリティが大きい → 市場価格調整項が1か月単位の平均を参照するため(他エリアは3か月間の平均)
北陸・四国はボラティリティが少ない → 北陸は市場価格調整項が効かない価格帯があるため、四国は市場価格調整項がそもそも存在しないため


電気料金のうち、従量料金(電力量料金)のいち要素。
電力会社が、石油/石炭/LNGや電力市場の価格変動リスクを(ある程度)ヘッジするための手段。
航空業界の国際便でよく採用される、燃油サーチャージと似た仕組み。
※詳細については解説記事をご覧ください。
※単価確定スケジュールは各社によって異なり、n月分の燃調単価が出揃うのはn月末となるため、本レポートは公開月の前月までの燃調単価についての情報となります。
(以上)